最近、筑摩書房から出版されている「新・物理の散歩道」を読んでいます.
内容は日常生活で何気なく見たり感じたりしている現象をロゲルギストと称する物理学者達がお酒を酌み交わしながら議論してスルスルと(と言ってもかなりハイレベルですが)紐解いていくといったものです.会の出席者たちが楽しんでいる様子がとても伝わって来るので,読んでいてもこちらまで気持ちが良くなります.
この何気ないけど実はすごい複雑な原理に基づいているということはデザインする上でも大切なのではないかと思います.これでもかと主張するよりも,紐解いてみるとこんな事になっていたんだみたいな懐の深いモノやコトをデザインして行きたいと考えました.
なんだか宮沢賢治の「雨ニモマケズ」みたいな感じに聞こえてしまいそうですが・・・.(D.H)