今年2021年3月末で1984年から36年間続けた母校・近畿大学工学部建築学科の非常勤講師を退任しました.
工学部が呉市から東広島市西高屋に移転してからも30年近くになる.その間今更だけど,学生指導を通し
て私自身の様々に勉強させて貰った.
異例なことに,2021.01.29最終特別講義をさせて頂いた,非常勤が最終講義とは聞いたことが無いのでと
辞退しましたが,学科長はじめ他の教員の方々からも是非ともと言われ承知した次第です.話しを戴いた
ころは講義室での最終講義だと思って居ましたが,新型コロナが予想以上に収まらず大学からはネットに
よるリモート講義でお願いしますと言われリモートだと全国の卒業生など関係者も参加できるので少々気
が重くなった.
そんなことで,講義というカタチを戴き近畿大学工学部建築学科開設時期から現在までの建築学科に於け
る変遷を,学生生活・建築学生の活動・設計授業とう記憶を整理しながら話させて戴いた.講義の大半を
学生生活・建築学生活動など現在の充実した非常勤講師体制を確立した経緯,特にゼミの教授で設計演習
授業の根幹を築く努力をされた澤登宜久先生の功績とその延長として早稲田から古谷誠章先生を講師とし
て迎えた経緯,その古谷先生が来たことでさらに充実した建築設計教育体制が強化されたことなどです.
最後にこの様な機会を下さった工学部・建築学科長はじめ教職員・わざわざこの為に大学まで来てくれた
卒業生代表・現役小川晋一ゼミ生一同並びに様々の方々から沢山の花束お贈り戴き有り難う御座いました.