最近こどもが学校の勉強をなぜしなければならないかという疑問を投げかけてきた時にどういった受け答えをするかなとシミュレーションします.「お父さん,歴史だったり,因数分解や積分・・・がなんの役に立つのか?」「それは君,知識と教養の違いというものは云々・・・」というに.

世間一般ではお金にならない,なくても生活に困らないものは役に立たない=意味の無いものという即物的な考え方に支配され,すぐに結果や答えの出るインスタント化された情報ばかりが流布しているように感じます.人に対しても同じような評価方法を行う社会に組み込まれていると想像するとすごく窮屈に思います.そこから金の全能性や等価交換の原則を取り除いた時,なぜ意味が無いということを説明できないのではないかなと.意味の無いように思えるものをじっと我慢して見守ってやれる価値観を持った社会にシフトしていけばもう少し豊かな生活になるのではないのかなとこれらのことを通して考えました. (D.H)