私の友人で広島県呉市安浦町安登にある淨念寺住職安達高潤さんのお嬢さん安達育さんは11歳になった頃,華道家で初代安達瞳子さんの養女になって次期主宰として花芸・安達流の修行に励まれていました.東京に養女にという話を伺い寂しくなりますねと話をしたのを思い出します.昨年,住職から数年前に二代目安達瞳子として安達流を継がれたと聞きました.詳しくは安達流HPをご参照頂ければと思います.

私は中学二年のとき生け花に興味を持ち,学校の華道部での活動ではなく個人的に教えて欲しいと華道部で指導をされていた先生に思い切ってお願いした.すると先生は男子生徒が興味を持ってくれることは本当に嬉しい限り,実費(花代)だけで良いですよと快諾して下さり,それから私はたまにサボりながら約一年間指導して戴いた.短い間だったが華道の楽しさやその入口辺りを教わった.この経験は,その後の自身の美意識や空間認識に大きな影響をあたえた思う.

現在,建築やデザインを勉強している学生達も大いに興味をもって貰いたいと願うと共に創造する楽しさを再認識してほしいと思っている.
花芸安達流WebPage